導入 – Dart逆引きリファレンス
導入(Getting started)
1. HTMLにDartコードを埋め込みたい
下記のようにscriptタグを定義します。スクリプトタイプには「application/dart」を指定します。
<script type='application/dart' src='example.dart'></script>
また、Dartエンジンを起動させる為に下記の記述が必要です。
<script type='text/javascript'> if (navigator.webkitStartDart) { navigator.webkitStartDart(); } </script>
2. プログラムの開始ポイントが知りたい
Dartコードのプログラム開始ポイントはmainメソッドになります。
main() { // Dartコード }
Dartコードではこのmainメソッドは必須のものとなります。この点についてはJavaScriptよりもJavaに近いように感じられます。
3. Dartコードが実行不可能な場合の処理を指定したい
起動時のJavaScriptコードにおいて、navigator.webkitStartDart関数が存在しない場合(!navigator.webkitStartDart)を「Dartコードが実行不可能な環境」であると判断します。
<script type='text/javascript'> if (!navigator.webkitStartDart) { docment.write('ブラウザがDartをサポートしていません……。(´;ω;`)'); } </script>
4. 標準出力(コンソール)へ文字列を出力したい
ブラウザレベルで標準出力を用意していたJavaScriptと違い、Dartには言語レベルで標準出力用メソッドが備わっています。
print('Hello, dart!');
Dart VMが実装されたバージョンのDart Editorでは、Dart Editor上のコンソールビューに文字列が出力されます。
ブラウザに実装されているコンソールを利用する場合には、下記の通りJavaScript同様に記述することが出来ます。
#import('dart:html'); window.console.log('Hello, dart!');
※グローバルプロパティ「window」は、「dart:html」ライブラリに実装されているのでインポートする必要があります。
5. モーダルアラートを表示させたい
下記の通りJavaScript同様に記述することが出来ます。
#import('dart:html'); window.alert('Hello, dart!');
※グローバルプロパティ「window」は、「dart:html」ライブラリに実装されているのでインポートする必要があります。